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Case

IPS導入事例

ニデックテクノモータ株式会社
(旧:日本電産シバウラ株式会社)様

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SCM(サプライチェーンマネージメント)の実現

ニデックテクノモータ様の日本・中国とのSCM連携


お客様が抱えていた問題点

家電製品の多種多様化、製品サイクルの加速、販売単価の低価格化が進む市場の中で、ニデックテクノモータ様では急激な需要変動に迅速に対応する仕組み作りが課題となっていました。

月1回の製販会議で「製造・販売・在庫」の情報を元に生産計画を立ててきましたが、生産量・生産品種の増加に伴い、これまでの人員・期間での作業は限界に達しつつありました。一方、情報システムにおいては日本・中国で別々のシステムが稼働していました。

両システム間でコード体系が違う為に色々な業務においてコードの読み替えなどの作業が発生したり、納期変更・計画変更もシステムが連動していないため電話でのやりとりとなって、情報伝達に余分な人間系作業が発生するのみならず、スピードと正確さが損なわれていました。また、システム以前の問題として、全社的な業務品質(業務ルールを含む)の向上、情報品質(鮮度)の向上、業務のスピードアップの必要性が顕在化してきました。

そのような背景の中、日本・中国で情報を相互に共有できるインフラの構築を目指して検討した結果、リアルタイムに“モノの動き”と“カネの動き”の情報が捉えられ、変化への対応を短期間・低コストで可能とする、SAP ERP及びIPSパブリックパッケージが採用されました。

何故、IPSパブリックパッケージでSCMの実現が可能なのか?

IPSパブリックパッケージでは、マーケットインの発想での業務推進を基本として、営業・生産・購買が連携して、合理的な業務の推進・顧客サービスの向上を図り、“全体最適”を実現させる様々な機能をご用意しております。また、通常業務はもちろん例外業務にも焦点をあて、実際の販売や製造に携わっている方が使いやすい機能の選択と工夫が為されております。

例えば、納期回答や計画変更への柔軟な対応や、実績報告画面・スケジューラーの適用などの生産管理業務への支援機能等を取り揃えております。

IPSパブリックパッケージによる導入効果

「判断のスピードアップ」と「情報の精度向上」
1. 各部署のシステム連携によるデータの入力精度の向上

ロジスティックス系システムと会計システムが分離していたことによる別々の処理での情報入力から、SAP ERPのリアルタイム連動することにより、現場での一回のみの入力となり入力精度が向上した。

2. 在庫と発注残の管理精度向上による、購買数量の正常化

在庫数量と発注残数量を明確に把握することにより、担当バイヤーの経験に依存していた発注量が適正量に改善された。

3. 一元化された情報共有環境の実現

以前は一部の限られた者のみが情報を取得していたが、SAP ERP、BW導入後は必要な様々な情報の取得がいつでも誰でも可能となった。営業担当と生産管理担当の情報の共有化により個人経験に依存しない標準化された業務が可能となった。

このように、ニデックテクノモータ様では各業務担当及び経営層に求められる「判断のスピードアップ」と「情報の精度向上」面での効果を評価されております。現在は中国のSAP ERP、BWの更なる有効活用に加え、SAP ERP導入プロジェクトの最大目標である、日本中国間のSCMの実現を目指していらっしゃいます。

「顧客満足度の向上」と「経営の効率化」
1. 日本中国間のSCMの実現

発注・受注残の即時把握・積送中在庫の管理など、日本中国間での適正な受注と供給の実現を目指します。

2. 日本中国間の即時業績評価

日本、中国のデータベースが一本化することにより、それぞれの業績評価の為の情報をリアルに取得し経営判断をスピード化します。

このように、市場環境の変化に伴って、「顧客満足度の向上」と「経営の効率化」を実現するSCMは、昨今多くの企業様が関心を寄せています。このような企業様にIPSは短期間・低コストでのSCM実現を可能とするソリューションをご提供致します。

会社情報

設立1998年10月1日
社員数日本:700名、中国:3,200名、タイ:1,300名(2004年)/2,744名(2022年)
資本金10億円(2004年)/25億円(2022年)
売上201億円(2003年3月期)/861億円7百万円(2022年3月期)
業種製造業
事業内容家電用小型モーター、医療用機器及び健康機器等の小型モーター応用機器、電動工具、
他製造
導入内容SAP ERPの購買管理、在庫管理、販売管理、生産管理、財務管理、管理会計を、日本・中国それぞれに導入。また同時にBW(データウェアハウス)を導入。
導入期間中国(SAP ERP、BW)2004年1月から2004年12月(2004年10月より並行稼働)
日本(SAP ERP、BW)2004年7月から2005年8月予定(2005年7月より並行稼働)

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